スワップ

スワップ狙いのFX投資方法や注意点を解説

スワップ狙いのFX投資について説明していきます。

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スワップ狙いとは?

FXではスワップポイントを狙って利益を稼いでいく手法があります。

では、スワップポイントとは何でしょうか?

簡単に説明すると、取引を行う二つの通貨の金利差のことです。

FXでは為替相場の変動による損益のほかに、通貨の金利差による損益が発生します。この金利差を目的に取引を行うのがスワップ狙いとなります。

スワップに関して詳細は下記ページを参照ください↓

 

では、簡単にやり方を説明していきます。

スワップ狙いで取引を行うポイントとしては、なるべく金利差の大きい通貨を選定し、金利の高い通貨の方を買います。
その金利差が大きいほど損益のリターンの額も大きくなります。

しかし、スワップ狙いの取引は、単純にこの金利差による損益額だけではなく、FX業者の手数料も加味されます。

このFX業者による手数料は一定ではなく業者によって異なるため、当然スワップ狙いを行う場合は高スワップを売りにしているFX業者を選んだ方が有利となります。

スワップ狙いの注意点

スワップ狙いの取引を行う場合、確実にスワップポイントによる利益が見込めますが、

為替取引を行っているため、値動きによる損失が起こるリスクを抱えていることを忘れてはいけません。

やはりFXはこの値動きによる損益の額の方が大きいので、スワップポイントはプラスだが為替差損が大きくなり、結果トータルでマイナスになるケースは少なくありません。

スワップ狙いの場合は、ある程度長期でポジションを保有する必要があるため、仕掛けのタイミングも重要となってきます。

高金利は新興国の通貨に多く、トルコリラなど政策金利が20%を超える通貨もあります。

金利20%だと、100万円預けていたら1年後には120万です。
日本の政策金利は現在(2019年1月時点)マイナス0.067%なので、トルコリラがいかに超高金利なのかがわかります。

新興国は外資などの呼び込みやインフレの対策などのために高金利政策をとることが多いです。
こうした新興国が資金を呼び込もうとするためには、その国の政治経済が安定していることが最も重要となります。

ちょっとした不安要素が持ちあがると、すぐに投機資金は離れていき、為替相場が急落することがあります。
2018年8月にもトルコリラの大暴落があり、たくさんの資金を失った人も多かったようです。

その時のチャートがこれです。

このようなリスクがあるので、いくら超高金利とはいえトルコリラへの長期投資はリスキーなのでおすすめはできません。

スワップ狙いまとめ

以前、スワップ狙いは一部投資家の間では非常に人気のある取引スタイルでした。

2008年秋のリーマンショック勃発後、ほとんどすべての通貨が対円で急落しましたが、この急落は誰もが予想しえなかったほどの値下がりでした。

スワップ狙いの投資家はある程度長期間ポジションを保有するため、あまり損切りをしない傾向にあり、多少の含み損ならポジションを保有し続ければスワップでリカバリーできると考えられていました。

たしかに、当時トルコリラを保有してた場合、10円程度の下落幅なら半年程度保有し続ければリカバリーできるくらいのスワップポイントがありましたが、まさか30円近くも急落するとは誰しもが思っておらず、この急落で資産のほとんどを失った投資家も多かったようです。

 

このリーマンショックのような出来事は数十年に1度あるかどうかくらいですが、短期間で5円~10円程度急落するようなことは年に1回くらいはあります。

スワップ狙いは数か月~年単位でポジションを保有することが前提となるので、結局この暴落によって失敗するケースが大半と思われます。

 

このようなリスクがありますが、それでもスワップ投資を検討するなら、口座選びは妥協せず少しでもスワップの高いFX業者を選定しましょう。

世界的に金融不安等が高まるとリスクオフのため新興国の通貨は売られる傾向にあります。
そのため、スワップ狙いで新興国通貨での取引を検討する場合は、その国の政治経済などにも目を配る必要があります。

スワップ狙いの取引を行う際には、為替相場の変動もしっかり加味した上でトレードするようにしましょう。

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