ファンダメンタル分析

FOMCの動向が見える!利上げ・利下げ確率が分かるFedウォッチ

FOMCの利上げ・利下げ確率が分かるFedウオッチの見方

アメリカの政策金利を決めるFOMCは、世界中の注目が集まります。

世界中には様々な通貨がありますが、米ドルは世界の基軸通貨として最も取引量が多いので、ドルの強さがその他の通貨に大きな影響を与えるからです。

BIS(国際決済銀行)がまとめた直近2016年のデータでは、米ドル43.8%、ユーロ15.6%、日本円10.8%という取引量となっています。

下記はFOMCを挟んだドル円4時間足のチャートです。
一般的にFOMC前になると値動きが小康状態になり、声明発表やパウエル議長の記者会見などを引き金として一気に値段が動き始めます。
FOMCを挟んだドル円の値動き

下記はユーロドルの4時間足のチャートです。
最近はユーロ自体が強くないので、米ドルの強さによって上がったり下がったりしやすい状況です。
FOMCを挟んだユーロドルの値動き

このようにFOMCは様々な通貨ペアに影響を及ぼすので、FOMCの開催時期が近づいてくると「利上げ・利下げ・据え置き」といったトピックが為替ニュースでも頻繁に登場するようになります。

利上げ・利下げが為替に与える影響については、下記を参考にして下さい。

最低限のファンダメンタルの知識として、個人トレーダーであってもFOMCの動向はチェックしておく事をお勧めします。

そこで今回は、 FOMCの利上げ・利下げ確率を知る方法をご紹介します。

利上げ・利下げ確率が分かるCMEのFedウォッチ

シカゴ・マーカンタイル取引所(CME)グループが、Fedウォッチによって政策金利の変更確率を公表しています。

一般的には『Fedウオッチでの予想確率が70%を超えると、利上げ・利下げが実行される可能性が高い』とされています。

用語の解説

・CMEとは
先物やオプション取引で世界最大級の取引量を誇るシカゴ・マーカンタイル取引所を指す。
 
・Fedとは
米国の中央銀行制度のことで、Federal Reserve SystemのFederalを略してFedと呼ばれる。(※FRSやThe Fedと呼ばれることもある)

 

Fedウォッチの見方

CMEのFedウォッチにアクセスすると、下記のようなページが表示されます。
要は「政策金利の変更確率」を知るのが目的なので見方は簡単です。

CMEのFedウォッチの画面解説

bps(ベーシスポイント):1bps=0.01%の表記になっているので、150-175(bps)は1.5%-1.75%という意味です。

現状の政策金利が1.75-2.00%なので、上記の画像であれば金利据え置きの確率の方が高いということですね。

ちなみに最近の政策金利を知りたい方は、下記のリンク先ページが分かりやすいのでお勧めです。

Fedウォッチでは、毎営業日ごとに最新のデータに更新されていますが、1日前・1週間前・1ヶ月前のデータも公開されている点に注目です。

確率の推移を見ながら、それが市場でどのように織り込まれていくのか注目するのも面白いですね。

「conpare」のタブを開くと、下記画像のように確率の推移が棒グラフで見えます。
CMEのFedウォッチのcompareタブの見方

 

そしてFedウォッチでお勧めなのが「Probabilities」のタブです。
CMEのFedウォッチのProbabilitiesタブの見方

ここで表示される2つの表には、このような意味があります。
Probabilitiesタブに表示される2つの表の見方

この2つの表を読み解くと、直近のFOMCでは現状維持の見込みが高いけど、年内には3回目の利下げ確率が高く、0.25%の利下げが現実的なラインである事が分かります。

以上のように、CMEのFedウォッチは基本的な見方さえ覚えてしまえば、決して難しくはありません。

最近のFOMCは大きな値動きを引き起こす一大イベントとなっています。

利上げ・利下げによって確実にセオリー通りの動きになる、とは限りませんが、それでも事前に市場の予想を頭に入れておくことは重要です。

市場予想を裏切る結果となれば、サプライズとなり大きく動くことも考えられますので。

FOMCの利上げ・利下げ確率とFedウォッチは切り離せない関係なので、トレーダーの基礎知識として覚えておいて下さい。

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