FX初心者

流動性が通貨ペアに与える影響

流動性が低い通貨ペアを保持するリスクを考えよう

流動性とは、保有するポジションの換金のしやすさです。
言い換えると「ポジションの取りやすさ、決済のしやすさ」に該当します。

流動性で分かりやすいのが株式投資です。
下記はとある2つの銘柄の板情報です。
株式投資での銘柄による流動性の比較

左側の銘柄を5万株を保有していて、一度に売り注文を出せば価格は下落してしまいます。

つまり、左側の銘柄は流動性が低く、5万株は一気にさばける量ではない事が分かります。

それに対して右側の銘柄では、板に並ぶ注文数がケタ違いに多いですよね。

このように株式投資では、銘柄によって流動性が大きく異なります。

株式投資と違い、FXは流動性が高いので意識した事がない人も多いと思いますが、実は通貨ペアによって流動性は異なります
※市場参加者が少ない時間帯でも流動性は低くなりますが、今回は通貨ペアに絞った解説です。

FXにおいて個人トレーダーレベルで、新規ポジションを作ったり決済したりする際に、流動性を考える必要はそんなにありません。
私たちが考えるべきは、低い流動性の通貨ペアで意図的にレートを動かす投機筋による「急落リスク」です。

なぜならメジャー通貨ペアと比較して、取引量も参加者も少ない流動性が低い通貨ペアであれば、小資金で相場を動かせるからです。

特にクロス円を好む日本人トレーダーは、投機筋に狙われやすいので注意が必要です。

通貨ペアの流動性を知る方法

通貨ペアの流動性を知る方法には、大きく分けて2種類あります。
1つは国際的な機関が発表しているレポート、もう1つは通貨ペアの板情報です。

BISのレポートで流動性を知る

3年毎にBIS(国際決済銀行)が発表しているレポートを見ると、通貨ペアの流動性が分かります。

2019年の最新レポートによると、相変わらずシェア1位が米ドル(88.3%)でユーロ・円と続きます。

BISの2019年最新レポートによる通貨のシェア率比較
出典:https://www.bis.org/statistics/rpfx19_fx.pdf

そして通貨ペア別の割合を見てみると、ユーロドルの取引量は全体の24%を占めています。
内訳を見てみると、ドルストレートの通貨ペアが大半の割合を占めていることが分かります。

BISの2019年最新レポートによる通貨ペアのシェア率比較

ドル円は3年前に比べて取引割合は減少していますが、それでも世界2位の通貨ペアです。

日本人は馴染みのある日本円が絡む通貨ペアを扱う人も多いですが、クロス円は世界的に見れば圧倒的なマイナー通貨ペアと言えます。

 

通貨ペアの板情報で流動性を知る

板情報を公開している証券会社でも、通貨ペアの流動性を知ることが出来ます。

様々な証券会社でオーダー状況が見れるので、詳細は下記のページを参考にして下さい。

今回紹介するのは、デューカスコピージャパンで見えるマーケットデプス(板情報)です。

デューカスコピージャパンの取引ツール「JForex」では、大手の金融機関と同じ土俵での板情報が閲覧できます。

デューカスコピージャパンのJForexで見える板情報

デューカスコピージャパンの親会社である「デューカスコピーバンク(スイスの銀行)」のSWFXというネットワークには、数多くの銀行が参加しており、そこでの板情報がJForexで見れるという仕組みです。

直近10件の板情報だけですが、下記のように取引量が数字で分かります。
デューカスコピージャパンのJForexで見れる板情報の取引量

当然ですが、個人トレーダーでも大きな注文を入れれば、板情報にその注文が載ります。

FXでは東京証券取引所のような単一市場だけで取引されているのではありません。

そのため、デューカスコピージャパンの板情報だけが全てではありませんが、ある程度の透明性と市場の大きさを担保した情報としては信頼に足るものです。

そのJForexで世界シェアが高い通貨ペアの取引量(=流動性)を示したのが下記の画像です。

デューカスコピージャパンのJForexで比較したメジャー通貨ペアの板情報

これは欧州が参入してきた16時過ぎの板情報ですが、シェア通りの取引量となっています。

流動性の低い通貨ペアの実情

デューカスコピージャパンのJForexで、流動性の低いマイナー通貨の板を見てみましょう。

デューカスコピージャパンのJForexで比較したマイナー通貨ペアの板情報

マイナー通貨の板はスッカスカですね。
最大10件表示される板も埋まってませんし、取引量自体も明らかに少ないです。

時間帯によって市場参加者が異なるため、取引されやすい通貨ペアにはある程度の偏りがありますし、板情報の数字は指値注文なので、成行注文の数字は加味されていません。

上記の板情報の数字だけが全てではありませんが、それでもマイナー通貨とメジャー通貨の取引量には大きな乖離があります。

ユーロドルとトルコリラ円。
どっちの方がレートを動かしやすいか?を考えれば、答えは簡単ですよね。

流動性を加味した通貨ペアの特徴を理解しよう

FXにおける流動性は、取引される通貨ペアによって大きく異なります。

流動性が低い通貨ペアでは、大きな注文を入れることで作為的にレートを動かしやすくなります。
対して流動性が高い通貨ペアでは、レートを動かすための資金がケタ違いに必要となります。
(※参加者も取引量も大きな通貨ペアでは、テクニカルが効きやすくなるとも言えます)

ドル円を動かす資金を持つ投機筋と比べて「トルコリラ円ぐらいなら動かせるぜ!」という投機筋であれば数は多くなるので、急落リスクが大きくなります。

特に高金利なマイナー通貨には相応の理由があるので、メジャー通貨に比べてファンダメンタル的にも急落リスクが大きいという特徴もありますが。

日本人トレーダーは大口に狙われやすい存在です。
特に高金利の新興国通貨をスワップ目的で保持するトレーダーは要注意です。

ミセス・ワタナベ狩りに遭わない為にも、流動性の理解と合わせて下記の記事も参考にして下さい。

FXにおける流動性は「テクニカルの効きやすさ」「投機筋の狙いやすさ」に繋がる重要な要素なので、通貨ペアを選ぶ際の基礎知識として覚えておいて下さい。

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