ABLENET VPS（エイブルネットVPS）の特徴や料金プランを解説

ABLENET VPSは、株式会社ケイアンドケイコーポレーションが提供しているVPSサービスです。

このABLENET VPSには10日間の無料期間があり、その間に操作性やパフォーマンスをテストできるという特徴があります。また、コントロールパネルや各種機能がシンプルに設計されているため、使いやすさにも定評があります。

ABLENET VPSのもうひとつの特徴としては、最大200Mbpsの転送速度を実現しており、膨大な量のデータのやりとりにも対応可能です。ただし、複数のサーバーを構成することには対応しておらず、小規模な用途向けのVPSとなっています。

全てのプランで高速SSDを利用できるのがABLENET VPSの強みですが、もちろんスピードよりもコストを少しでも抑えたい方にはHDDを選ぶこともできます。

設計がシンプルではあるものの、プランの種類は豊富でLinux系OS用の「VPSプラン」とWindows系OS用の「Windowsプラン」の2つに大別され、用途に応じて選択することができ、FXでEA（自動売買）を稼働させる目的では「Windowsプラン」を選ぶ必要があります。

また、データセンターは大阪にあり、回線速度は共用で最大200Mbpsを利用することができます。
これは、多くのVPSサービスが提供する100Mbpsよりも高速であるため大きなメリットと言えます。

ABLENET VPSで出来ること

ABLENET VPSは、さまざまな目的に活用することができるサービスです。
まずは、開発環境や実行環境として利用することができます。

プログラミングにおいては、環境や実行環境の整備が必要不可欠ですが、ABLENET VPSを利用すれば簡単に開発環境や実行環境を整えることができます。また、WordPressを使ったWebサイトの運営もABENET VPSで行うことができます。

WordPressは、世界中で多くのユーザーに利用されているCMSですが、ABLENET VPSを利用すれば高速なサイト表示を実現できます。

その他にもFXの自動売買ツール（MT4/MT5）の利用やリモートデスクトップによるWindows環境の利用、マインクラフトなどのゲーム用マルチサーバーもABLENET VPSでは可能で、様々なOSやスペックの選択肢があり、一般的なVPSの用途に幅広く対応できます。

しかし、シンプルが故に備わっていない機能も多々あります。

スナップショットは、ある時点のサーバーの状態をまるごと保管することが出来る機能ですが、ABLENET VPSでは提供されていません。また、アプリケーションテンプレートやローカルネットワークに対応していないこともご注意ください。

VPSを選ぶにあたっては、「やりたい事に必要な機能が備わっているか？」という観点で検討することが重要です。より充実したサービスを提供しているConoHa VPSやさくらVPSも個人向けで機能的にも充実しているため、検討していただくことをおすすめします。

ABLENET VPSがオススメな方

ABLENET VPSは、個人に向けたシンプルなVPSが欲しい方やFX自動売買ツールを利用したい方、高速で安定したネットワーク回線でVPSを利用したい方にぴったりです。

どちらかというと個人向けの特徴が強く、個人的な目的に使用するのに最適で、特に上記のような方にはABLENET VPSを積極的に利用していただきたいと思います。

また、ABLENET VPSではFX自動売買ツールなどを用いた「Windowsプラン」に重点を置き、定期的な割引キャンペーンも実施しています。

ABLENET VPSの仕様

【仮想デスクトッププラン】

【VPSプラン】

サーバーの安定性

ABLENETは、一般的なVPS会社と比べ積極的な広告展開はしていませんが、その分、適度なユーザー数でサーバーを構成しており、VPS内の操作がスムーズで安定しているという実感があります。

私自身も自動売買トレードにABLENETを使用しており、契約前にサーバー状況を調べた結果、「利用者数が少なめで安定している」との声が多数あったことからか、実際に使用していて問題が起きたこともありません。

サーバー自体にはデータの受け入れに余裕があるため、安定したネット環境が構築できるのだと思います。

ABLENET VPSの料金プラン一覧

ABLENET VPSでのサービスでプランの種類は、OSによってLinuxやWindowsなどに分かれており、それぞれ下記のようになっています。

【Windowsプラン】

【VPSプラン】

このうちFXの自動売買として利用するのは、MT4が動作する【Windowsプラン】を選択することとなります。また、WindowsプランのなかでもWIN1～WIN5までありますが、これらはメモリやディスク容量、仮想CPU数によって分かれています。

高性能や高容量になるにしたがって利用料金も高くなる仕組みになっています。

ABLENET VPSのデメリット

ConoHa VPSなどの一部のVPSサービスでは、お客様がトラブルに遭遇した場合に、電話やチャットを介したサポートを提供していますが、ABLENET VPSではそのようなサポート体制が実施されていません。代わりに基本的にはメールを介したサポートに限定されます。

契約前のお問い合わせに関しては、「ABLENET VPSのサポート」ページ内にあるフォームを介してメールを送信することができます。なお、契約後にトラブルが起きた場合には、ABLEパネルのお問い合わせフォームまたは登録済みのメールアドレスから「vsupport@ablenet.jp」にメールを送信することでサポートを受けることが可能です。

ただし、サポートを受ける際の手続きがやや手間取るため、「トラブル発生時にすぐに電話で相談できるサービスを利用したい」という場合には、他のVPSサービスをおすすめします。

しかし、ABLENET VPSの公式サイトにはサポートメニューやFAQが充実しており、そちらを利用することで、比較的スムーズにトラブルを解決することが可能かもしれません。

ABLENET VPSの契約までの詳しい流れについては下記ページをご覧ください↓